転職

転職までの活動内容:将来を見据えて知っておきたかったことと日本企業

2020年12月8日

なんで日本企業で働き続けなかったのですか?
そうですね…。
転職した際によく聞かれるセリフなので、今回話しておきたいと思います。

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日本企業で働くまで

私は転勤族として日本企業のメーカーで働き始めました。初めに働いた場所は縁も所縁もない地域でした。

ちなみに、私は大学生になるまでは、自分の住んでいる地域以外に住んだことがなく、転勤族とは何か?ということをあまり考えずに待遇面、自分が好きなことという観点で就職活動をして、自分のやりたい仕事に就きました。当時はスナフキンのように放浪しながら生活することに憧れていたので、転勤族もありだなと思っていました。

転機は仕事をし始めて3年後に訪れました。結婚をしようと決意したのです。最初は妻にも転勤族について理解してもらっていたのですが、詰まるところ、結婚してから1年間、別居婚でした。

毎週末に6時間以上かけて、妻の住んでいる場所へ帰っていました。帰省費用は会社から補填されませんでしたので、1年間、実に100万円以上のお金を交通機関に支払いました。

こんなはずではなかった、、と思っていた頃、東京への勤務の辞令が出ました。

東京への辞令を機会に妻と一緒に暮らすことを始めました。この生活が次の辞令によって壊れてしまうことが分かり始めたので、この頃から私は転職活動を始めました。

私は自分のやりたかったことではなく、家族との生活を大切にする道を選びました。

転職の決断を決めるに至った違和感は、新卒で働き始めた頃に既に存在していました。当時の上司(この方には3人のお子さんが居ました)に言われたセリフがきっかけだったと思います。

「単身赴任は気楽だぞ、子どもの進路に口出ししないで済むし、受験が大変でも奥さんに任せることができる」。

仕事場では人格者と呼ばれていた素晴らしい上司でしたが、この発言は驚きました。

価値観が違い過ぎる。辛い時こそ家族で支え合うものではないのかなと。

転職活動をはじめて ~よくわかっていなかった頃~

転職活動を始めたのはいいのですが、何から始めていいかがわかりません。

日経キャリアネット、エン・ジャパン、JAC Recruitmentなどの転職エージェントサイトに登録をしました。

まず探し始めたのはどんな求人があるのか?という点です。当時、私がやってみたいかもと思ったものは、国立天文台の研究員(長野勤務もしくはハワイ勤務)だけでした。

そのような中で転職サイトに自分の経歴を載せると興味を持った方が声をかけてくれる仕組みがあることを知りました。

その結果、医療機器の製造関連、レンズの製造関連、自動車設備の品質保証などをリクルーターに紹介していただくに至りましたが、いずれも自分がやりたいことではなかったり、勤務地が自分が想定している場所ではなかったので、時間だけがいたずらに過ぎていきました。

1年間くらい色々な求人を見ていた頃、あるリクルーターから具体的な話をいただくようになります。

その方は熱心で、私にヒアリングをした上で、あいそうな案件を色々と提示してきてくれました。

結果的に、コンサル会社とメーカーを紹介いただきました。

コンサル会社には試験を受けに行ったりしましたが、自分にはあいませんでした。

この頃から英会話の学習を本格的に始めるようになります。

最初に大事なのは行動することです。ここで言うと、転職エージェントに登録することと、連絡をくれた方とこまめに話をして、自分の市場価値を確かめることと、マーケットにニーズがあるかを確認することにあります。

転職活動をはじめて ~英会話の学習に力を入れて半年~

TOEICの点数を上げたかったので、英語の勉強は社会人になってから続けてきたのですが、英会話はそこまで深くやってきていませんでした。

それでも、海外出張では片言の英語で自分の主張は伝えられるようにはなっていたのですが、面接はちょっと違うと思っていました。

サプライヤーと英会話するときは、利害関係があることから、相手が理解を示そうとしてくれますが、面接となると違います。相手が理解を示そうとしてくれるためには、自分を売り込まなければなりません。自分を売り込むような会話を習得しておく必要があります。

そこで、私はレアジョブを始めました、レアジョブは自分は英語で面接があるので、練習したい!と言うと、その練習に付き合ってくれます。

自分のことが言えるように練習しました。
I'm 〇〇. I have been working for △△ for XX years... through this experience. I have experienced...

半年経過したところで、外資系のメーカーの募集にレジュメを提出します。

当時、入社したら同僚となる方と話すことが一次面接だったことと、その同僚の方がインドの方だったので、面接はSkypeで行われました。

次はトルコの方と、順々に話が進んでいきます。英会話やっておいてよかった。

ただ、よくわからない質問を受けて答えられなかったことが1つだけありました。

その後、本社面接を受けたのですが、知識不足のためにその会社にはご縁をいただけませんでした。

一方で、TOEICの点数は800点台に到達したので、とりあえず、TOEICの勉強は据え置きすることにしました。

続けるとそれなりの結果はついてきます。結果は違う方向で出たけど、でも大事な一歩を踏みました。

転職活動の終わり

一度落ちてしまったことで、燃え尽き症候群になってしまったので、しばらく転職活動を休むことにします。

その分、日本企業での仕事に打ち込むようになり、会社の仕組みや商品開発、マーケティング、サプライチェーン、生産管理、品質保証などあらゆる面での知識を吸収していきます。

半年くらい経ったころ、同僚が異動していきました。そろそろ自分の番かもしれない、そう思うと、転職活動を再開する必要がありました。

そこで、受けたのは公募していた商社などですが、こちらもあまりうまくいかず。そもそも、商社は出張・転勤があり得るので、私の生活スタイルには合っていなかったのだと思います。

続いて、1年前に通らなかった企業を再度受けました。その結果、採用をいただけたのです。知識量が増えたのと、受ける部署を変えたことで、自分の能力と相手が求める人材が合致したのだと思います。

また、外資系企業の場合は、採用担当が変わるとリセットされるようです。良い人材であれば、いつでも取りたい、という姿勢なので、求人を探して、自己研鑽していれば、いずれは花開くのだと実感しました。

この間で得た知識は今の私の仕事にも役立っています。一度、転職活動がうまくいかなくても、今いる場所で一生懸命働くことで、得られるものもあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか、私の経験を踏まえた記述となってしまったため、少し長い話になってしまいましたが、一度ここでまとめたいと思います。

就職する前に整理しておくべきだったこと

  • 自分は仕事を大切にする人間か?家族を大切にする人間か?
  • 子育てはどの地域でしたいか?
  • パートナーは自分の生き方を大切に思ってくれるか?
自分の中の核を早めに見つけるのが大事です。その核をパートナーが支援してくれるのであれば、仕事も家庭も両立できます。

転職する上で大事だったステップ

  • 転職エージェントに登録する(私はこの活動に1年を費やしました)
  • 信頼出来るリクルーターとの関係を構築する(これが2年目の活動です)
  • 自己分析をした上で、自分の能力(コンピテンシー)と市場ニーズが合致している企業・部門を受ける。(これが3年目です)
  • 一度受からなかったとしても、再度受けても良い、採用担当が変われば採用を受け取れる可能性がある。

 

 

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