
リソースとは「資源」のこと。これはビジネスの世界でよく使われる言葉だけど、実は私たち一人ひとりの人生にも当てはまるんだ。人は、持っているリソースをどう使うかで、生き方が大きく変わってくる。まるで自分の人生を経営していくようなものだね。
今回は、私が考える6つのリソースを紹介しながら、それぞれがなぜ大切なのかをわかりやすく説明していくよ。
1. 時間:誰にでも平等だけど、使い方で価値が変わる
君も「時給」という言葉を聞いたことがあるよね。例えば、時給1,200円なら、1時間働いてもらえるお金は1,200円。1日7時間働けば8,400円、1か月(20日間)で16万8,000円になる。
このように、人は時間を「お金に変えて」生きているとも言える。だけど、時間は有限だ。だからこそ、どう使うかがとても大切になる。
いま時給いくらで働いているか常に意識していると、自分の時間を価値交換できるのではないかな。
2. モノ:時間を生み出す「道具」
「モノ」とは、道具や設備のこと。たとえば、ガスコンロ、水道、電子レンジ、ルンバ、全自動洗濯機などは、すべて時間を節約してくれる「時間を生む道具」だ。
昔は火を起こすのに1時間かかっていたのが、今はボタン一つ。つまり、モノに投資することで、自分の自由な時間を増やすことができるんだ。
3. 情報:持っている知識が収入を変える
情報もリソースのひとつ。特別な知識や経験を持っていると、時給が上がるって知ってた?
たとえば、塾の先生なら時給2,400円くらい。薬剤師や弁護士、医師のように専門的な知識を持っていれば、さらに高い報酬を得ることができる。
中には、セミナー講師のように1時間で1万円以上稼ぐ人もいるよ。情報やスキルの価値はとても大きいということだね。
4. お金:うまく使えば「働いてくれる」
お金そのものもリソース。道具を買えるだけでなく、「働いてもらう」こともできる。
たとえば、1,000万円あったらどうする? 銀行に預ければ、年利0.5%で5万円の利息がつく。でも、年利4%の投資信託なら40万円の利益が出る。
土地を買って駐車場として貸したり、株に投資したりと、お金の「使い道」を選べば、お金は勝手に働いてくれるようになるんだ。
5. 人:一人ではできないことも、仲間がいればできる
「人」も大切なリソース。たとえば、一人暮らしで16万8,000円しか稼げないとしても、複数人で協力すれば、もっと多くの収入や効率的な暮らしができる。
友だちや家族、仲間と力を合わせることで、自分だけでは到達できない場所にも行ける。人のつながりは、人生を豊かにしてくれるんだ。
6. 健康:時間を使えるかどうかを左右する
どれだけ時間やお金があっても、健康でなければ意味がない。
たとえば、80歳まで生きる人もいれば、100歳まで元気に生きる人もいるよね。だけど、働ける時間は「健康年齢」で決まる。健康でなければ、働くことも、自分のやりたいこともできなくなる。
健康はすべてのリソースの土台と言ってもいい。だからこそ、食事や運動、睡眠を大切にして、長く元気でいられるようにしよう。
働けない期間にかかるお金、知ってる?
人生には「働けない期間」もある。たとえば、0~22歳の間や、65歳以降の老後。
この間にかかるお金を考えてみよう。
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0~22歳まで:年間100万円×22年=2,200万円(親が出してくれるとしよう)
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65歳~80歳:100万円×15年=1,500万円
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100歳まで生きたら:さらに2,000万円追加=合計約5,000万円
つまり、何もしなければ人生は「マイナス5,000万円」からスタートするようなもの。だからこそ、若いうちからリソースを意識して行動していくことが大切なんだ。
まとめ:君の人生をつくるのは、君自身のリソースの使い方
最後にもう一度、6つのリソースを振り返ろう。
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時間
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モノ(道具)
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情報(知識・経験)
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お金
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人(仲間・ネットワーク)
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健康
この6つをどう使うかで、君の未来は大きく変わる。何か一つだけではなく、それぞれをバランスよく活かして、よりよい人生をつくっていってね。