株式投資

2025年5月 JEPQ投資 楽天証券は何営業日後の支払いか?

2025年5月6日

JEPQ(JPMorgan Nasdaq Equity Premium Income ETF)は、米国のナスダック市場を中心とした高配当ETFで、

カバード・コール戦略を用いることでインカム(配当収入)を重視した投資を目指すETFです。投資する上でのメリット・デメリットを整理すると。

✅ JEPQに投資するメリット

1. 高配当利回り
年間分配利回りが約10%前後(2024年時点)と非常に高く、毎月分配されるため、安定したキャッシュフローが期待できます。

2. カバード・コール戦略による下落耐性
保有株に対してコールオプションを売ることで、プレミアム収入を得ており、下落局面での損失をある程度緩和する効果があります。

3. ナスダック系グロース株へのエクスポージャ
AppleやMicrosoftなど、ナスダック上位の銘柄に投資しており、成長性もある程度取り込んでいる。

2025年4月にトランプ関税ショックがあったけれどカバードコールで配当金はカバーされました。

 

❌ JEPQに投資するデメリット・リスク

1. 上昇相場ではリターンが抑えられる
カバード・コール戦略のため、急激な株価上昇の利益を逃しやすい。これはグロース株の魅力を損なう要素です。

2. 元本保証はない
高配当でも、基準価格(NAV)が下がれば元本割れする可能性があります。

3. 税金・為替の影響
日本から投資する場合、分配金は米国課税+日本課税の二重課税対象になります。

また、為替リスク(ドル円変動)も影響します。

💡 JEPQはどんな人に向いている?

安定した毎月のインカム(収入)を求める人

成長株の値上がりより、キャッシュフロー重視の人

下落リスクを多少抑えた形で米国株に投資したい人

配当金の推移

2024 2025
Dec $0.51
Nov $0.49
Oct $0.55
Sep $0.56
Aug $0.43
Jul $0.42
Jun $0.45 $0.45
May $0.43 $0.60
Apr $0.43 $0.54
Mar $0.38 $0.48
Feb $0.34 $0.45
Jan $0.39 $0.46
TTL $5.38 $2.98

350株くらい持っているので、税抜き前で32万円、税抜き後で毎年22万円を生み出してくれます。

でも税金で10万円も持っていかれてると思うと、配当型はよろしくないですね。。。

楽天証券で投資した場合いつ支払われるか?

だいたいが2営業日後です。なので、土日をはさまない場合は2日後、はさむ場合は4日後になるようです。

ただ大型連休になると、大幅にずれます。具体的には年末年始とかですね。

権利落ち日 現地配当支払日 楽天証券
支払い日
配当額
2025/5/1 (Thu) 2025/5/5 (Mon) 0.6
2025/4/1 (Tue) 2025/4/3 (Thu) 2025/4/7 (Mon) 0.54
2025/3/3 (Mon) 2025/3/5 (Wed) 2025/3/7 (Fri) 0.48
2025/2/3 (Mon) 2025/2/5 (Wed) 2025/2/7 (Fri) 0.45
2024/12/31 (Tue) 2025/1/3 (Fri) 2025/1/9 (Thu) 0.46
2024/12/2 (Mon) 2024/12/4 (Wed) 2024/12/6 (Fri) 0.51
2024/11/1 (Fri) 2024/11/5 (Tue) 2024/11/7 (Thu) 0.49
2024/10/1 (Tue) 2024/10/3 (Thu) 2024/10/7 (Mon) 0.55
2024/9/3 (Tue) 2024/9/5 (Thu) 2024/9/9 (Mon) 0.56
2024/8/1 (Thu) 2024/8/5 (Mon) 2024/8/7 (Wed) 0.43
2024/7/1 (Mon) 2024/7/3 (Wed) 2024/7/5 (Fri) 0.42
2024/6/3 (Mon) 2024/6/5 (Wed) 2024/6/7 (Fri) 0.45

まとめ

JEPQは、ナスダック系グロース株を対象にしながらも、高い分配金を得たい人向けのETFです。将来的な資産成長よりも、**今の収入を重視する投資家(例:FIRE志向、セミリタイア層)**にフィットしやすいです。

ただし、資産形成重視をしていくのであれば、JEPQは向かないかもしれません。

📊 資産形成におけるJEPQの評価

✅ 利点(限定的)

  • 分配金を再投資することで複利効果は得られます。

  • 暴落局面での下落耐性が多少あるため、資産の守りに役立つ可能性はあります。

❌ 主要な欠点

  1. 上昇局面でのパフォーマンスが抑えられる

    • カバード・コール戦略により、大きな株価上昇時のリターンを取り逃す

    • 例:ナスダックが20%上がっても、JEPQは10〜12%程度にとどまることがある。

  2. 長期リターンがグロースETFに劣る

    • 同じナスダック系でも、QQQやVGTの方が長期ではパフォーマンスが高い傾向。

    • JEPQの分配金込み年率リターンは、5〜10年スパンではQQQに劣る可能性が高い。

  3. 分配金が課税対象

    • 資産形成目的であれば、**非課税で再投資できるETF(例:S&P500や全世界株など)**の方が効率的。


🧭 資産形成向けの代替ETF(例)

ETF 特徴 年率期待リターン
VTI 米国全体に分散 7〜9%程度
VOO / SPY S&P500連動 7〜10%程度
QQQ ナスダック100連動、成長性高い 9〜12%程度(変動大)
VGT / XLK 米国テック株集中、ハイリスク・ハイリターン 10〜15%も

💡 結論:JEPQは「サブ用途」

  • JEPQは高配当を再投資したい場合の一部ポートフォリオ構成に良いですが、

  • メインには資産成長型のETF(VTI・VOO・QQQ)を据えるべきです。

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