でも、今の職場にどう切り出したら良いか悩んでいます。
無事に終えられたようで何よりです。おっしゃる通り、今の会社にどう切り出すか?が課題ですね。
辞める前に抑えておくべきポイント
まず辞める前に抑えておくべきポイントとしては、
実際に退職する何か月前に会社に伝える必要があるか?
ということを就業規則などを見ながら調べておくことが必要です。
民法には解約の申出から2週間を経過することによって終了する、という記載がありますが、
だいたいの会社が1か月前には通知するようにと就業規則に書いています。
知らず知らずのうちに就業規則に従うという契約を交わしている可能性もあるので、
基本的には就業規則に則った離職プランを考える必要があります。
(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)
第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
2 期間によって報酬を定めた場合には、使用者からの解約の申入れは、次期以後についてすることができる。ただし、その解約の申入れは、当期の前半にしなければならない。
3 六箇月以上の期間によって報酬を定めた場合には、前項の解約の申入れは、三箇月前にしなければならない。出展:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=129AC0000000089
また、あわせて有給休暇を使い切れるかどうかも気にしておきましょう。
これは転職先との折り合いもありますが、可能な限り有給休暇を使いきったほうがいいです。
20日余っているのであれば、1か月程度は休んだ上で次の仕事に入れます。
辞める時のアプローチ
ステップ0:心構え
おそらく、心構えが全てです。
自分が出した結論に対して、だれから何を言われても折れない覚悟があるか。という点です。
ゆるぎない覚悟を持つためには、辞める理由がはっきりしていないといけません。
どんな交渉を受けてもはじき返すだけの理由です。
ステップ1:上司との交渉
退職するために報告する先は直属の上司となるケースが一番多いと思われます。
その時に理解してもらえるかどうかは、これまで築き上げた信頼関係も大事です。
自分のことしか考えてない上司であればおそらく叱責してくるでしょう。
叱責してくる上司であれば、あなたが判断した転職は成功かもしれません。
自分のことしか考えない上司の下で、これ以上働く気にはなれないでしょうし、
叱責してくるような関係だったのであれば、あなたはこれまで上司に不満をずっと抱えていたでしょう。
一方で理解してくれようとする場合は話が平行線になる可能性もあり、判断に苦慮することがあります。
引き留めようとする例もあります。
必ず、自分が何を大切にしたいから転職に踏み切ったかをしっかり整理した上で上司との話し合いに臨まなければなりません。
なんで辞めようと思っているのだい?辞める理由を聞かせてくれないか?
家庭生活をキープすることがネックになること想定していたので、その内容を伝えました。
この私の回答に対して、上司は転勤回避措置という制度があることを教えてくれました。
具体的には、10年間は転勤を回避出来るから、それを使ってみないか?という内容でした。
また、総合職から一般職に変わることも転勤を免れる方法の1つということを教えてくれました。
どちらも私にとっては一時しのぎに過ぎないことは自明だったので、1日考える時間を受け取ったものの退職を決定しました。
私の覚悟はゆるぎないものだったので、何を言われたも変わらなかったのです。
他にも辞める理由としては、待遇面や人間関係などもあると思われます。
待遇面がネックであれば、人事規定などを取り出しながら、これから想定される昇進の可能性を教えてくれるでしょう。
人間関係がネックであれば、人間関係で改善できる部分、例えば、異動を試みようとしてくれるかもしれません。
ここまで親身になってくれるケースはあまりないかもしれませんが、
私の場合は自分が大切にしたいことを明確にした上で誠心誠意伝えたことで、上司に理解してもらえました。
仕事をしていく上で大切なのは、素直さと誠実さなのだと改めて感じました。
ステップ3:人事部との交渉
ステップ2で交渉が終わると、ステップ3は必要ありません。
ただ、ステップ3にいくこともあります。でも、人事部が入ってくるときは、だいたい上司が有能ではない時が多いです。
上司が自分で裁ききれない時です。
上司たるもの、自分がメンバーを抱えた瞬間にいつの日かメンバーは自分のもとを去っていくと思いながら仕事をしなければなりません。
交渉の仕方はステップ2と一緒です。
万が一会社からの理解が得られなかった時
ここまできて、辞職が進まない場合は、最近普及しつつある退職代行は是非利用すべきだと思います。
あなたの会社は死ぬまであなたの面倒を見てくれますか?
死ぬまで面倒を見てくれるなんていうのはレアケースです。
最近は早期退職もあるでしょうし、60歳で退職、65歳で退職、70歳で退職するのであれば、残りの30~40年間は
面倒をみてくれる、ということはないでしょう。
全て自分で決めて自分で生きていくのです。
辞められないプレッシャーをかけてくる会社であれば、なおさら退職代行で辞めるべきです。
法において個人の自由は尊重されているはずです。あなたは会社に服従する必要はないのです。
人事、上司が理解してくれた後はどうするか
会社としての理解が進むと、同僚、先輩、後輩が知るようになります。
理解を示してくれる人もいるでしょうし、理解してくれず、避け始める人もいます。
理解してもらえた方々からは退職前ランチに誘ってもらえたりしました。
ここでも人柄が出てくるものだなぁ、と実感しました。
先ほど、誠実に対応する、ということをお伝えしましたが、
辞めるまでに必ず貫いて欲しい精神があります。
1.引継ぎのための資料をしっかり準備すること
2.最終出社日まで手を抜かないこと
3.お世話になった方々へ連絡しておくこと
この3つを貫くことで、後々私用携帯に仕事に関する問い合わせがくる、ということはなくなります。
暗黙知の部分だけは引継ぎ書に落とし込むことは難しいかもしれませんが、
自分が考えたアプローチなども含めて出来るだけ完結にまとめておきましょう。
今思えば、この精神が結果的に自分に役立ったと感じています。
この習慣は今も続いており、1年に1回スケジュール帳を見ながら振り返りして、ワードに残しています。
まとめ
転職活動も大変だったと思いますが、今の会社に転職する事実を伝えることが、
ある意味一番ハードルが高いです。
通常、人は大きな変化を好まないため、そのような方々から厄介者扱いされることもあります。
どのような局面に立ったとしても、
大切にして欲しいことは誠実に対応することと、自分の信念を貫くということです。
どのような状態だったとしても、気持ちは円満退職だったと笑えるようにアプローチできるといいですね。
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