Googleの幹部(ラリー・ぺイジ、セルゲイ・ブリン、エリック・シュミット)、Amazonの創業者(ジェフ・ベゾス)、Appleの創業者(スティーブ・ジョブズ)をコーチングによりサポートした人と書くと、ビル・キャンベルという人のすばらしさが伝わってきますね。
1章ビルならどうするか
ビル・キャンベルという人について記載されている。
2章Managerは肩書きがつくる、Leaderは部下がつくる
<実践すると良いなと思ったこと>
★自分が持ったチームに対して、支援をし、敬意を表し、信頼すること。(具体的には、トレーニングし、コーチングし、キャリアを尊重し、決定を下させること)
★旅の報告をし合う(チームメンバーを知る)
何に困っているかわからない人にアドバイスなんてできないですよね。
(備忘録)本書には詳細が記載はないですが、大事なので触れておきます。
GoogleでProject Oxygenという調査が行われ、最高のManagerとして必要な資質が調査されているそうです(2014年5月号Daiamond、Harvard Business Review出展)。
それによると・・・。
① よいコーチである。
② 部下に権限を委譲し、マイクロマネジメントはしない。
③ 部下の成功と幸せに関心を持つ。
④ くよくよせず、生産的で結果志向である。
⑤ よいコミュニケーターであり、チームの声を聞く。
⑥ 部下のキャリアをサポートする。
⑦ 明確なチームのビジョンと戦略を持つ。
⑧ チームにアドバイスができるよう技術的なスキルを磨く。
3章 「信頼」の非凡な影響力
<実践すると良いなと思ったこと>
★採用する際に・・コーチャブルな資質(正直で謙虚な人)かを見極める
★率直に思いやりを持って伝え、すべきことは指図しない
★チームの能力をもっと高く見積もり、信頼する。
★自分をさらけ出す
4章 Team First
チャールズ・ダーウィンからの引用を用いて、チーム(ここでは部族)の大切さを説明している。
成員の多くが高い愛着心と忠誠心、服従心、勇気、思いやりを持ち、つねに助け合い、全員のために自分を犠牲にする覚悟がある部族は、ほかの多くの部族に対して勝利を収める。これが自然淘汰である。
【人間の由来(上)*講談社学術文庫、著:チャールズ・ダーウィン 訳:長谷川 眞理子】
<実践すると良いなと思ったこと>
★質問し続ける人でありたい。(質問せずに、答えるばかりになったら、学びの止まりである)
★部屋の中の”ゾウ”を表舞台へ
*本書では”ゾウ”と記載していたが、要するに理論や数字で解決できない、政治的な案件は有耶無耶にせずに早めにチームの課題として取り組むべきだ。ということ。
★リーダーとして、誠意をもって、献身し、決断するべし。
★会話をしながら、CommunicationのGapを埋める(これは難しそう・・)
⇒物言わぬ人の様子を感じ取り、小さな声かけによりCommunicationを円滑にする。
<共感したこと>
★最高のチームには女性が多い
5章 Power of Love
<実践すると良いなと思ったこと>
★やさしい組織となるように、人に興味を持つべし(ELVトークをする、と書いてある)
⇒これはこれからの世の中では課題、COVID-19の影響で気軽に話したりすることが出来なくなってきた、気軽に人とつなるには、SNSなどを使うことが大事と思われるが、果たしてどうやっていこうか。。
★親身になること(女神的リーダーシップ:プレジデント社)
<共感したこと>
いまやっている仕事も大切だが、本当に大切なのは、自分の生き方と家族。
6章 ものさし
人生を楽しく過ごすのであれば、自分の中の成功を定義する<本書では””ものさしを持つ”と記載されている>。
ビル・キャンベルの場合はそれは、お金や名誉ではなく、自分が助けた人のうち、優れたリーダーが何人いたかを考えること。だった。
リーダーとして大事なこと
1.Be Creative
2.Don't Be Dilettant
3.Seek for Vitality Person
4.Know your competencies, and use them.
5.Don't waste your time worrying about the future.
人材を最優先し、強力に業務を遂行する人がManagerであり、その行動の結果がLeaderを作ることを忘れてはいけない。