健康

直腸カルチノイドの経過観察について ~どうやら癌らしく、発病からの経過観察を記載します~

2021年1月25日

私が大腸検査を実施しようと思ったのは、実は妻も大腸検査をしたから、という単純な理由でした。
でも、本当にやっておいてよかったと心から思います。

大腸検査の記事はこちら👇

[健康備忘録]30代からの健康管理:内視鏡検査をやってみましょう(大腸・胃)

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今回は、実施してよかったという話しだけではなく、準備しておいてよかったものも沢山あるので、ここで記載していきたいと思います。

いまの時代は病院に行かなくても血液検査などでがん検診が出来るそうです。

忙しくて健康診断とか細かなチェックができないという人は、絶対利用した方がいいと思います。


大腸検査の結果

大腸検査の病理検査を実施してもらった結果、直腸にカルチノイドがあることがわかりました。

カルチノイドという単語自体は、カルチがガンという意味を持ち、ノイドが類という意味をそれぞれ指すため、“ガン”+“もどき”という意味で使われています。

フラボノイド、とか、カロテノイドとかいう言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、いずれも〇〇類という位置付けで使われていて、同じように使われているのだと思います。

実は直腸カルチノイドであることは、2019年の検査で分かっていました。その当時は経過観察でいいですね。1年後に切除しましょう。ということだったので、そこまで重く受け止めていませんでしたが、保険会社に問い合わせしている過程で、成長は遅いものの、がんの一種だと捉えるようになりました。

Googleでも調べてみたのですが、これが答えというものは見つからず、もしかしたら希少癌というものかもしれないということがわかってきました。

ちなみに、希少がんセンターというものが、国立がん研究センターの中にあり、ホットラインをお持ちだったので電話してみることにしました。

国立がん研究センター 希少がんセンター (ncc.go.jp)

電話をしてみると、今回の直腸カルチノイドは悪性新生物という大分類に対して、神経内分泌腫瘍というものにあたるということがわかりました。

私が色々聞きたかったのは、悪性新生物にあたるのかどうか?という点で問い合わせをしたかったので、悪性新生物ということがわかり、とりあえず、疑問は晴れました。

癌とわかって改めて考えると、2019年に見つかっており、2020年に取り除いているという時点で誤診を疑いたくなります。

どうやって癌を判断したのか?TMN分類

がんの進行度を判断するために、TMN分類というものがあります。

私の場合はカルチノイドの大きさは4mmでT1、リンパ節転移なしでM0、遠隔転移なしでN0でした。

組織を取り除いた際に病理検査をしてくれて、その病理検査結果として記載されています。

私の場合、病理検査結果コピーを受け取っており、その場所に明らかにT1と記載されていましたので、それで判断することができました。

T分類の考え方

ちなみに、国立がん研究センターで以下のような画像があり、わかりやすかったので参考にしてみてください。

T1ということなので、粘膜下層に少し浸食する形で存在していたということがわかります。

引用:国立がん研究センター

今回、私はT1にある腫瘍を内視鏡で切除したのですが、根っこがあるかもしれない?ということだったので、ESD治療をしました。

ESD治療

2021年2月末にESD治療をしました。ESD治療は以下のような感じでやるものでした。

私の場合は麻酔が効きませんでしたので、結果的に手術の一部始終をはっきりした意識で見ていました。

わかったこと。

手術の出来は医師の腕に左右されるということ。

ナイフの先のようなものからレーザーを放射しながら、切除を続けていきます。

粘膜と粘膜下層を取り除くのですが、筋層にレーザーが入ってしまうと出血します。

そして尋常ではない痛みが走ります。

2時間くらいのレーザー切除を経て、500円玉くらいの細胞をとってもらいました。

https://www.onaka-kenko.com/endoscope-closeup/endoscopic-therapy/ep_08.html

これからはCT、MRIなどを併用しながら経過観察をしていくことになります。

経過観察1~2週間

2021年3月 追記

ESD手術から1週間が経過しました。

その後気づいたこととしては、血がなかなか止まらないということ。

便に赤い絵の具を塗り込んだような血が出続けています。

何よりも驚愕したのは、5日後に真っ赤な血便が出たことです。一回きりでしたが、初めてみた時は倒れそうでした。

手術の時に残った血塊が一、二週間後に出てくることがあるらしく、おそらくこれのことかなと感じました。

続くようであれば病院に行こうと思いましたが、一回きりでした。

なお、2週間経つ頃に絵の具で塗り込んだような血は消え、鈍痛も減ってきました。

ESD治療の1か月後に結果が得られるそうなので、3月末に再度更新いたします。

ESD術後1か月の経過:癌の根っこはなく、転移もありませんでした!

2021年4月更新

結果的に癌の残痕はありませんでした。15万円ちかくかけて手術をする必要はなかった。ということになります。

医師の話によると内視鏡による直腸カルチノイドのポリープ切除がうまくいかないことは現在のところ200例中0だということでした。

つまり残痕が残っている可能性は0.1%程度であるということですが、私は不安だったのでESDによる追加の切除を希望しました。

今後はCTスキャンと内視鏡検査を半年~1年毎に実施することになります。

手術して変わったこと、便通がよくなりました。毎朝、大腸の形をした便がでるようになり、身体が軽くなったようです。

そして、身体も軽くなってしまい、178cm、60kgになりました。

身体を鍛えて少し重くしようと思います。

ESD術後6か月の経過:CTスキャンと内視鏡検査をしました(2021年9月更新)

その後移転はなく、CTスキャンでも、内視鏡でも見つかりませんでした。

1回癌がみつかると、5年間はモニタリングをした方がいいと言われているようです。

いわゆる5年後生存率を測定するものですが、毎年CTと内視鏡検査を1万円で実施することになりそうです。

お医者さんに聞いた話だと、癌の罹患率は死ぬまでに2/3だそうです。1/2って聞いたけど、比率上がっているのですかね。

 

保険の大事さ

私が入っている医療保険では悪性新生物と診断された瞬間に100万円のお見舞い金が入るというものだったので、お見舞金をいただくことになりました。

また、終身保険の方は上皮内がん以外のがんと診断された場合に、終身保険の費用を払い済みにしてくれるものがあり、そちらの認定を受けられるかどうかは判定中です。

私自身の理解では、上皮内の場合は転移の可能性が低いもので、上皮内以外は転移の可能性があるもの、というような感じと判断しました。

終身保険の支払いがなくなる場合は、約1000万円の保険費用を今後支払う必要がなくなるようです。

保険って大事なのねと実感しました。

その1.私が入っている終身型の医療保険

ちなみに私自身は、6年前に癌対応型の医療保険に入りました。

総支払額は約200万円の終身保証型のものでした。高額医療制度などもあるので、医療保険は要らないという意見もありますが、私がこの保険に決めた理由は、これから100歳くらいまで生きるのであれば、入院や癌は避けられないだろうと仮説を立てたからです。

私が入った保険は癌と診断されたら100万円戻ってくるという類のものでした。

現代の癌の罹患率は2人に1人ということで、50%です。200万円のお守りを買うと、1/2の確率でかかってしまう癌の先進医療費などもカバーしながら、雑費もフォローしてもらえる仕組みを信じて加入してよかったと思います。

万が一に備えて、という文句で保険が売られていますが、万が一ということはなく、かなり高い確率でかかってしまう癌への対処は必要だと思います。

*正式に100万円をうけとりました。

その2.私が入っている終身型の生命保険

もう1つ入っている保険は、終身型の生命保険です60歳までの払い切りで1000万円の保証が付きますが、三大疾病(がん、脳卒中、心臓病)に罹患した場合にそれ以降の支払いはせずに、死亡保険金を保証されるというものです。

*追記:死亡保障金も免除認定を受け取りました。

 

最後に

直腸カルチノイドという病気自体は10mmを超えると転移のリスクがある病気だそうです。

私が2019年に発見した時は2mmでしたが、2020年に再検査した時は4mmに成長していました。

取り除くことはできたのですが、断片が残っているということでESD治療をしました。

改めて・・・2019年に見つかっており、2020年に取り除いているという時点で誤診を疑いたくなります。

消火器に発生する神経内分泌腫瘍(neuroendocrine tumor; NET)は、年間人口10万人に3-5人の新規患者が発生する比較的稀な腫瘍で、その多くは膵臓と消化管に発生する。

*引用元)jnets.umin.jp/pdf/guideline001_1s.pdf

そんな稀な悪性新生物にかかってしまったので、妻から宝くじ買ったら?と言われましたが、そんな宝くじどころではないので買っていません。

確率論で考えた結果の保険を選択してよかったです。

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