私が調査したモンテッソーリ小学校について書ける範囲で書いていきたいと思います。
2018年に開校を迎えた東京モンテッソーリスクールを含めて現在日本に存在するモンテッソーリスクールは3校になります。
モンテッソーリ小学校3校の所在地について
東京モンテッソーリスクール(東京都港区)
東京モンテッソーリスクール(Tokyo Montessori school)
Montessori School of Tokyo(東京都港区)
Welcome to The Montessori School of Tokyo (montessorijapan.com)
Maria Montessori Elementary School(神奈川県横浜市青葉区)
マリア・モンテッソーリ・エレメンタリースクール (maria-montessori-elementaryschool.com)
各モンテッソーリスクールの特徴
横浜のモンテッソーリスクールを除いて200万円を超える学費が必要となります。
北米のモンテッソーリスクールでも同じくらいの額が必要であることを見たので、モンテッソーリスクールの小学校に通おうとすると、卒業までに1000万円以上を準備する必要があるということがわかります。
オルタナティブ教育の1つと言いながらもその教育への垣根の高さを実感できます。
ちなみに、台湾にもモンテッソーリ小学校が存在しており、そちらにも問い合わせをした結果、台湾のモンテッソーリ小学校は年額で120万円程度でした。
国によっても値段、相場感が異なるようです。
なお、高根学園が運営するモンテッソーリスクールは学費が安いように感じますが、母体とする幼稚園の学生数が多いので(100人くらい?)、うまく費用を捻出出来ているのだと思われます。
各モンテッソーリスクールにインタビューした印象
東京モンテッソーリスクール(東京都港区)
問い合わせフォームに入力すると、学長の伊藤先生から連絡が返ってきます。親身になって返信をしてくださる方です。
写真を見る限りは2020年現在の生徒数は4~5人程度で、これからオルタナティブ教育を求める方々の進学先の1つとなるでしょう。
また、現在は設立されていませんが、2022-2023年頃に中学校を併設する予定と聞いているので、小中学校でモンテッソーリ教育を実施したい方には朗報となることでしょう。
ただ、1つ気になるのは写真を見る限り学べる環境が狭そうであることです。
小学校でモンテッソーリ教育をするのであれば、色々な教具をおく必要があるので活動面積は気になるところです。
Montessori School of Tokyo(東京都港区)
初めのコンタクトはE-mailもしくは問い合わせフォームから進めます。基本的には英語でのやり取りになります。
さらに、HPを見ると両親のうちどちらかは英語が流暢であることが必須となるようなので、帰国子女の方や日本人以外の親であることが多いようです。
以前は学校見学をさせてくれていましたが、コロナ禍のため見学はZoomを使っての対応となります。
また、1点注意点があります。
Montessori School of Tokyoはアメリカ式のカリキュラムになります。授業の開始タイミングは9月です。
このため、日本の4月入学を想定していると入学するタイミングを逸することになります。
2021年を例にすると
2014年9月1日生まれ~2015年8月31日生まれが新1年生となります。注意しましょう。
本格的にこの園でモンテッソーリ教育をやらせてあげたいと思うのであれば、幼稚園のうちから入ることをお勧めします。
Maria Montessori Elementary School(神奈川県横浜市青葉区)
事務の方からのコメントは、幼稚園からでないと小学校に進学出来ませんよ。
ということでしたが、実際に教えてらっしゃる先生からお話を聞くと、外部枠も開かれています。というコメントを頂戴しました。
2020年度は約15人くらいの生徒のうち、1人名が外部枠から入学したようです。
残りは付属の幼稚園からの進学のようです。
毎年各学年で10人ずつ入学して、全校生徒で60人だったようですが、昨今のモンテッソーリブームを受けて入学者が増えているような印象を受けました。
モンテッソーリを追求し続けることは、日本では難しいですが、出来るだけ子どもに良い環境を提供していきたいですね。