10歳の君に、今日、人が持っているリソースは全部で6個だよという話をしたけど、
ちょっと早すぎたようなので、これは12歳になる君に話すつもりでまとめていくよ。
リソースは、経営や事業に必要な資源のことを指すけれど、人間の生活は収入と支出のバランスを取っていて、
事業経営に近いと思いながら生活すると、生き方が良くなっていくので、リソースについて少し話していきたいと思う。
私が考えるリソース、それは、
①人、②時間、③モノ、④お金、⑤情報(経験、技術など)、⑥健康の6つなのだけれども、
それぞれがなんでリソースと考えられるか考えてみよう。
①時間
人は生きている時間のぶんだけ、色々な経験ができますね。
既にお金がある人はたくさん経験を積むことで
人は時間を切り売りしながらお金を稼いでいますが、
時給という概念を考えればわかるよね。
時給1200円、といえば、人が1時間を切り売りして得られる対価は1200円だ。
7時間を労働時間として考えた時に得られる日給は8400円になる。
1か月に得られる給与は20日出金として、16万8000円だね。
そして人、
一人暮らしだったら、16万8000円×1人分しか稼げないことになるのはいいね。
とはいえ、16万8000円で生きるとしたら、どうなるだろう。
うまく生きられる人もいるかもしれない。
家賃を3万円くらいでとどめて、他を食費、光熱費などにあてていけば、うまくいけば投資もできるかもしれない。
とはいえ、この数字、もう少し増やしたらもうちょっと広い家に住めるかも、とか思ったかい?
そしたら、モノ、情報あたりに注目してみよう
まず、モノだけど、モノと聞いて、”なんだそれ”って思うかもしれないけど、
冒頭に話したとおり、時間は有限だね。
でも、有限な時間を最大限増やしてくれるのがモノ(道具)であることはいいよね。
もし、ガスコンロがなくて、火起こしを一からしなければならなければ、火起こしだけで1時間くらいかかってしまうかもしれない。
でも、ガスコンロがあるお陰で、火起こししないで済むし、水道があるお陰で水汲みも必要ないね。
つまり、進化した道具が時間を生み出す力というのは、それなりにある。
今でいえば、ルンバ(ロボット掃除機)、全自動洗濯乾燥機、全自動食洗器、電子レンジあたりが生み出す時間はそれなりに大きいはずだ、
だから時間を買うためにはモノ(道具)に投資しなければならない。モノが貴重なリソースだということがわかったね。
さて、次は情報について注目しよう
実は持っている情報で時給が違うって知っていたかい?
色々な時給を調べてみてくれないかい?
見つけたかな?
例えば、塾の先生、塾の先生はだいたい2000円くらいの時給になるが、計算しやすいので2倍の2400円にしてみよう。
さっきの時給の2倍だと思うと、得られる給料は2倍の33万6000円になる。
薬剤師もそうだね。
あとは他にも高い時給はあるかな?
時給1万円という人もいる、例えばセミナー講師のような人でその人が4時間のセミナーを1か月に10日間したとすると、なんと40万円だ。
限られた時間でかなり効率的にお金を稼いでいることがわかるね。
セミナー講師は他の人が持っていない特別な知識を持っていたり、1度にたくさんの人に教えたりできるので、生徒から得られる対価が大きく、得られる給与も大きくなる。
お医者さんや弁護士もそうだね、大学時代に勉強して他の人にはない知識を保有しているからこそ、
時給を高くして働くことができる。
つまり、自分が得た情報次第で給料が変わっていくという意味ではこれも立派なリソースになる。
そして今日話したちょっとややこしい話、お金もリソースという話。
道具を買うことが出来るという意味では立派なリソースであることは明らかだ。
でも、実はお金は働きにいく先を考えてあげると、立派なリソースになるということを知っていただろうか?
例えばわかりやすく、ここに1000万円あるとしよう。
この1000万円、君ならどうする?
銀行に預ける?
銀行に預けた場合、最近高い金利があって0.5%という商品がある。これから得られる対価は1年に5万円だ、
つまり1000万円が働いてくれて5万円稼いでくれたということになる。
ところが、この1000万円を年利4%の投資信託に投資したとしよう、この場合1000万円は40万円の価値を生み出す。
(税金という概念は一切抜いての考え方だけどね)
他にも働く場所はいくつかある。
土地を買う、買って、、どうしようか、駐車場にして貸してみる?
1000万円で買えるエリアは限られているかもしれないけど、需要によってはそれなりの利益を生み出すかもしれない。
株を買うという方法もある。
つまり、お金をどこに割り振るかで、そのお金が何を生み出すかが変わっていくんだよ。
健康ってどういうこと?
人の時間は有限なのはわかっているね。時間の有限さは健康具合によって変わる。
例えば、80歳で亡くなる人もいれば、100歳まで生きる人もいる。
大学まで進むとして22歳まで学んだとして、20歳から定年という概念を除けば、80歳までで58年間、100歳までで78年間働くことが出来る。
でも、健康によって働ける期間が違うのはわかるね?
だから、健康年齢という概念を用いて何歳まで働けるかということを考えなければいけない。
そうすると、人の時間というのはリソースなようで、消費の期間も含まれることになる。
大学まで0~22年間は働くことができないとすると、この期間は出費の期間になる。
そして、老後、健康を損ねたり、定年を迎えることで働くことができなくなるので、この期間も出費の期間になるとしよう。
そうすると、0~22歳までと働けなくなってからの期間はお金を取り崩していくことになる。
0~22歳までは取り崩すことができないので、実質、親が持っているお金次第で人生が変わっていくといっても言い過ぎでないことはわかるね。
さて、0~22歳でかかる費用を毎年100万円として、仮に22歳までで2200万円としよう。
つまり生まれた時からお金がない場合は、スタート地点では借金2200万円で始まると思うとどうだろう。
そして、65歳以降、80歳まで15年間、出費を同じく100万円くらいずつしていくと1500万円、
100歳までだったら3500万円だね。
つまり働けない期間にかかるお金はだいたい5000万円だ。
マイナス5000万円で人生始まったらどうしよう!!ってなるね。
続きはまた今度、リバイスしながら書いていくね。