株式投資

新NISA資金、投資信託を売って別の投信に乗り換える際の注意事項

2023年12月19日

最近積み上げてきた投資信託の信託報酬が気になってるんです。
ちょうど見直そうとしていたところなので、一緒に見直してみましょ。

投資信託を見直す前にいったん以下の順に考えていきましょ。

目的と戦略の一致

新しい投資信託が、投資目的やリスク許容度、戦略に合致しているかどうかを確認しましょう。

リスク許容度が低いのであれば、インデックス型の投資信託でしょうし、高いのであればアクティブ型の投資信託になるでしょう。

 

投資信託の目的やポートフォリオ構成、運用方針を理解し、それが自分の投資目標と一致しているか確認することが重要です。

コストと手数料の見直し

売却手数料や償還手数料、新しい投資信託の運用費用など、コスト面を比較検討しましょう。

投資信託の費用はリターンに影響する要因の1つです。

信託報酬だけで考えるとオルカンでも全米株式でもeMAXIS Slimが優秀ですね。安心して商品を買えると思います。

信託報酬 純資産総額 運用費用 経費/年
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) SBI証券
楽天証券
0.057530% 1.7兆円 1,000,000 575
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド 楽天証券 0.056100% 66億円 1,000,000 561
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・VT) 楽天証券 0.192000% 3835億円 1,000,000 1,920
SBI-SBI・全世界株式インデックス・ファンド SBI証券 0.110200% 1530億円 1,000,000 1,102
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) SBI証券
楽天証券
0.093720% 2.9兆円 1,000,000 937
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド 楽天証券 0.057750% 4.7億円 1,000,000 578
楽天・S&P500インデックス・ファンド 楽天証券 0.077000% 101.3 億円 1,000,000 770

 

買い付け時の手数料がかからない”ノーロード”は最近では人気ですが、

信託財産留保額がかからないことも確認しましょう。

信託財産留保額とは、投資信託を解約する際に投資家が支払う費用のことです。

パフォーマンスの比較

過去のパフォーマンスだけでなく、資産運用額の総額や目論見書における投資先のチェックをするとよさそうです。

ただし、過去のパフォーマンスが将来の成績を保証するものではないことを理解しておくことも重要であり、

REITなど一部あがり下がりが大きいものもあるので注視しておく必要がありそうです。

税金の影響

個人的にはこれが一番大きいと思われます。

得られたキャピタルゲインのうち20%は税金になるので、新NISAへの乗り換え時には注意をしたほうがいいです。

以下を例にして考えていきましょう。

特定口座に約+10.8万円の利益があるとします。これを特定口座でこのまま持っているパターンと新NISAに乗り換えた時のパターンを考えると、確実に新NISAに乗り換えたほうがいいことがわかります。

2023 2024 2025 2026 2027 2028 2029 2030
+5%でそのまま特定口座で運用した場合
特定口座投資金額 474,766 474,766 474,766 474,766 474,766 474,766 474,766 474,766
特定口座総資産額 582,365 611,483 642,057 674,160 707,868 743,262 780,425 819,446
特定口座利益 107,599 136,717 167,291 199,394 233,102 268,496 305,659 344,680
特定口座利益率 23% 29% 35% 42% 49% 57% 64% 73%
特定口座税引き後 86,079 109,374 133,833 159,515 186,482 214,797 244,527 275,744
特定口座税引き後利益 18% 23% 28% 34% 39% 45% 52% 58%
新NISAへ移行した場合
新NISA投資金額 474,766 474,766 474,766 474,766 474,766 474,766 474,766 474,766
新NISA総資産額 582,365 588,887 618,332 649,248 681,711 715,796 751,586 789,166
新NISA利益 107,599 114,121 143,566 174,482 206,945 241,030 276,820 314,400
新NISA利益率 23% 24% 30% 37% 44% 51% 58% 66%
新NISA税引後 86,079 114,121 143,566 174,482 206,945 241,030 276,820 314,400
新NISA利益率 18% 24% 30% 37% 44% 51% 58% 66%
対特定口座損益 0 4,748 9,733 14,967 20,463 26,234 32,293 38,655

 

今回は年率5%で計算していますが、年率が毎年5%になるとは限らないことに注意、売り時を間違えると逆に損することもありますよね?

売り時をどうするかという点を考えていきます。

分散投資できているか?

解約後にどうするかを考えてから解約しましょう。

たぶん、そのまま同じ商品を買うケースが多いでしょうが、

旧NISAとのバランスも大事ですね。

時間的な考慮

市場のタイミングは重要ですが、短期的な変動に惑わされず、長期的な視野で判断することが重要です。

短期的な市場変動に振り回されず、自分の投資目標と戦略に基づいて判断しましょう。

投資にはリスクが伴いますので、投資の決定をする際には自身での情報収集や専門家の助言を求めるなど、慎重に行うことが大切です。

広告

-株式投資

© 2024 まろの育児ときどき転職、ところにより副業 Powered by AFFINGER5